『極めるひとほどあきっぽい』
窪田良著書です。
確かヤフーあたりの広告で発見して買った本です。
タイトルに惹かれて買いました。
本の帯には
20代で学者!
30代で医者!
40代でベンチャー社長!
と書かれていまして。
なかなか気になるキャッチコピーです。
この本の著者は眼科医なので「30代で医者」になるのはよくわかりますが、
学者だった経緯も気になるし、ベンチャー社長なんか「どういうこと?」と思います。
読む前に思ったのは「お医者さんになるような人も色々な仕事に転向する時代かぁ」という感想。
フリーランスで活動している自分にも参考になることがあるかなと思って読みました。
そのあたりをまとめようと思います。
『極めるひとほどあきっぽい/窪田良』の安里的ピックアップポイント
僕はキャリアを捨てるたびに違う何かを得た。
変化の激しいこの時代、1つの専門性を身につけたところで、そのスキルが未来永却、付加価値を生み続ける保証はどこにもない。
逆に陳腐化していく可能性の方が高い。ぼくたちにできることは変化に対応していくぐらいしかない。
ならば、1つの専門性を究め、そのうえで別の専門に挑戦し、幅を広げる方が変化対応の手段として優れているのではないだろうか。
かのチャールズ・ダーウィンが適者生存の仮設を唱えたように、生き残るのは変化に耐えられる者だけだ。社会が変わる以上、今を生きる人々は現実に対応しなければならない。
その際に意識すべきことは、「10年」という時間軸と、「アプローチを替える」という視点だ。「アプローチを替える」というのは、「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、好奇心を大切にすべきということだ。
僕はキャリアこそ大胆に捨ててきたが、実は興味の対象は何も変わっていない。徐々に得意分野を広げていけば、合わせ技でより大きな舞台にチャレンジできるものだ。
これからの時代を考えると、移り気にアプローチを替えるくらいでちょうどいいのかもしれない。
ケーススタディとは、丸暗記するものではなく、本質をつかみ、熟考し、応用するためにある。
革新的な仕事を成し遂げようと思えば、記憶した知識を引き出すだけの教育ではなく、未知の問題を解決する能力や、解く価値のある疑問を見つけ出すことの方がはるかに重要だ。
そのためには、本質的なことに疑問を持つという姿勢が欠かせない。成功は正しく続けた先にしかない。
重要なのはとにもかくにもやってみること。
ぼくの知る限り、優秀な研究者は仮説の立て方が鋭い。
研究に頓挫した人はそもそもの問題設定が間違っているということもあるが、それ以上に自分自身を信じることができなくなっている場合が少なくない。
正しい戦略を生み出すためには、知識と経験というインプット、思考のクロストレーニング、異なる事象の共通点を見出す力の3つが不可欠と感じてる。
何かを極めようと思った時に最も必要なのは楽しむことだ。
成功するベンチャー企業の90%は、設立当初のビジネスプランと異なるプランで成功していると言われている。
こだわることは大切だが、捨てることはもっと大切だ。
言行不一致が一番信用をなくすので、ビジョンや理念をいつも実践するよう心がけた。
「正しい問題設定とあきらめない心」
理想を追い求めるばかりに、第一歩が踏み出せないのは明らかにもったいない。やってみなければわからないことは山ほどある。
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『極めるひとほどあきっぽい/窪田良』のワンブック・ワンアクション
「正しい問題設定とあきらめない心」
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