3.11
この日付には、あまりいい思い出がない、というか日本での思い出がないんです。
3年前当時、僕は日本にいませんでした。
トリニダードからの帰り道、ヒューストンにいました。
だから地震の恐怖を体験していません。
地震の被害に会わなかったのはとても幸いな事。
しかし、それだけ割り切れる感情ではありません。
ヒューストンで見たテレビのニュースには、日本の悲惨な状況がダイレクトに映し出されていました。
それを見てとても恐ろしくなりましたよ。
「本当にこれが日本なのか?」と。
アメリカだからなのか、映像に関する規制も少なく、日本での映像がそのまま使われていたのかもしれません。
ツイッターを見ると、関東の交通も麻痺しているらしい。
家に帰れない人もいるらしい。
津波で家が流された人がいるらしい。
ヒューストンにいるだけではその全貌が掴めませんでした。
帰れるかも怪しい状況でしたが、空港に行ってみると意外にも成田行きの飛行機は飛んでいました。
その飛行機に乗り込み、13時間のフライトの後、成田に着いた時は空港内がヒドく荒れていました。
誰かが空港内で一泊した時に使ったであろうダンボールがそこらじゅうに散乱していました。
日本に帰ってきたけど、日本っぽくない。
当然、高速バスは動いていない。成田エクスプレスも動いていない。
動いているのは各駅停車の電車だけ。
本当にヒドイ状況でした。
それから2日3日経つにつれ、日本全体の状況がわかってきたという感じです。
僕は大震災を経験していません。
ですが、同じ日本人として共に前を向いて歩いて行く。
「お前に何が分かる。」と言われても関係ない。
僕は日本が大好きで、必ず復活すると信じている。
日本という国はとても強い心を持っている。
まだ、支援が行き届かない地域もあると思うが、必ず復活すると信じている。